活動内容
フードパントリーとは
フードパントリーとは、市場で余剰になった食品をフードバンク、企業、農家などから譲り受け、食料を必要としている方に無償で配布する活動です。一方で「フードロス」を削減し、他方で困窮家庭の食糧事情を改善する、まさにSDGsの趣旨に沿った活動です。
フードパントリーはフードバンク活動の一部です。
「川越子ども応援パントリー」は「『なくそう!子どもの貧困』川越シンポジウム実行委員会」の活動の中から生まれました。同実行委員会は2018年11月、「子どもの貧困問題を市民で考え合う場を作ろう!」立ち上げたものです。
2020年3月、新型コロナウイルス流行拡大により全国一斉休校措置が始まると、困窮家庭からは「食費がもたない」「子どもの世話が一気に増えた」と悲鳴が上がりました。さらに非常事態宣言により企業活動の自粛が始まると、「仕事が減って収入が激減した」などの声も聞かれるようになりました。
「川越子ども応援パントリー」では2020年3~4月初旬にかけ、緊急パントリーを3回開催し、活動のスタートを切りました。
支援対象は主にはひとり親で「児童扶養手当」受給家庭を中心に160家庭、家族構成員総数約500名(2023年12月現在)にご支援しています。現在は、市内の最明寺と本応寺の2か寺で交互に毎月1回開催しています。
また、子どもたちへの直接的な支援の場としててらこや(学習教室)事業を同2ヵ寺で週1回ずつ行っています。パントリー利用家庭の子どもたち(小、中学生)を中心に30名ほど在籍しています。
2022年7月より「子ども・若者の居場所・学習教室 まごころユースプレイス」を開始しましたが、2024年にまごころグループ様のご都合で閉鎖となりました。高階地区や周辺地域の子ども達を引き続き支援する拠点としてその翌週より「高階ユースプレイス」を開催しております。現在は高階公民館で活動しています。
青年期の若者への支援はサタデークラブとして、生きる力を身に着ける会を月に1回開催しています。
若者支援、相談支援など支援の幅をニーズに応えるかたちで広げています。
子どもの居場所事業や季節ごとに学習イベントなども行い、様々な体験を通して、パントリーご利用家庭、その子どもたちとの交流を大切に活動をしています。
合言葉は「子どもたちの未来をともに切り開こう!」です。